国際線の飛行機に乗り遅れそうな場合、下記の内容を見て早急な行動してください。
また、空港に向かっている最中でこのページを見ている方、落ち着いてあなたの状況を伝えてください。
可能な限りの対応ができるよう、航空会社の人も遅れているあなたの情報が知りたいのです。
※ただし、これらの対応を行っても必ず乗れる保証はできませんのでご了承ください。
空港に移動しながら予約センターに電話
航空会社の予約センターに電話をして下記の内容を伝えます。(コードシェア便の場合は予約している航空会社)
飛行機の運航状況は必ずチェックしてください。(飛行機が遅延していれば、乗れるチャンスがあります)
- 予約情報
- 空港に到着する時間
- 空港までの交通手段
- 携帯電話番号
- 預ける荷物の個数
予約情報
飛行機に乗り遅れそうな人の情報を知るために、予約番号・航空券番号が必要です。
航空会社予約番号・航空券番号は、航空券を購入したときのメール・eチケット控え・予約確認書などに記載があります。
国際線の予約番号は、「アルファベットと数字が混ざった6文字」となっています。
予約番号の英語表記は、「Booking Reference Number」「REF. No.」「PNR」「Confirmation Number」と航空会社ごとに表示や呼び方は異なることがあります。
航空券番号は、「13桁の数字列」だけのものです。搭乗者一人ごとに異なる航空券番号が発番される決まりになっています。
日本航空(JL/JAL)は、131から始まる番号、全日本空輸(NH/ANA)は、205から始まる番号、ユナイテッド航空(UA/UAL)は、016から始まる番号と最初の3番号は各航空会社に割り当てが決められています。
空港に到着する時間
おおよそでも良いので、空港に到着する時間を伝えてください。
例えば、「成田空港到着は、7時58分です」と、具体的な時間を伝えましょう。
車の場合、カーナビの到着予定時刻も参考になります。
空港までの交通手段
現在、どの交通手段を使って、空港に移動しているのかを伝えます。
具体的な交通手段名と現在地の情報を伝えるようにしてください。例えば…
- 今、リムジンバスを使って移動中です。〇〇を通過したところです。
- 成田エクスプレス〇号に乗っています。
- タクシーで移動中です、〇〇ICを通過したところで、カーナビではあと〇分で到着と出ています。
交通手段と実際に今どこにいるのかを伝えることで、空港のチェックインカウンターにもサポートセンターから正確な情報を伝えることができます。
交通機関が遅延した場合、遅延証明書をもらっておく
交通機関で遅延が発生して飛行機に乗り遅れそうな場合、遅延証明書を紙でもらっておいてください。
最近は紙ではなく、オンラインでダウンロードする交通機関などもありす。
遅延証明は紙やダウンロードなど受け取り方はさまざまですが、空港で必要になるかもしれません。
携帯電話番号
飛行機に搭乗する人の携帯電話番号を伝えます。
空港から連絡をすることもあるかもしれないので、必ず本人につながる携帯電話番号である必要があります。
おそらく「チェックインに間に合わない場合は、乗ることができません」と非情の通告をされるかもしれませんが、あきらめずに空港に急ぎましょう。
預ける手荷物の個数
預け入れ手荷物の個数を知らせます。
出発がギリギリの場合、通常のルートではなく保安検査を受けた後、搭乗口で荷物を預かり貨物室に入れます。
そのため、各方面への調整が必要なので預け入れ手荷物の有無も重要な情報です。
【時間の目安】チェックインから出発まで
ほとんどの航空会社では、出発時刻の60分前までにチェックインを終える必要があります。
出発時刻は離陸に向けて搭乗口や飛行機のドアが閉まり、実際に飛行機が動き始めた時刻を指しています。
ANA 飛行機の出発時刻は何の時刻を指しているか?より引用
チェックインから出発までのタイムスケジュールは、以下のようになっています。
出発時刻の | |
---|---|
チェックイン終了 | 60分前 |
搭乗開始 | 30分前 |
搭乗終了・ドアクローズ | 約10分前 |
出発(Push back) | 出発時刻 |
チェックイン後、保安検査・出国審査を受けて、速やかに搭乗口に移動する必要があります。
チェックイン後にも飛行機に乗れないことがあります。
飛行機の座席に座るまでは油断禁物です。
繁忙期の保安検査場は20~30分程度かかるのですぐ移動
繁忙期(年末年始、春節、春休み、GW、お盆、シルバーウィーク)には、保安検査場も非常に込み合います。
繁忙期の保安検査場は出国する人が多いこともあり、20~30分程度かかる場合があります。
チェックインが終わったらすぐに保安検査場に向かいましょう。
出発60分前にチェックイン終了、保安検査で30分かかると、搭乗開始時間(出発30分前)になります。ここから出国審査➡移動➡搭乗開始をしなければなりません。
出国しても飛行機に乗れない場合もある
保安検査、出国審査も無事に終わり、あとは飛行機に乗るだけという場面でも飛行機に乗り遅れる人がいます。
免税店などでショッピングや食事をしていると思っていたよりも早く時間が過ぎてしまい、搭乗時刻になっても気付かない場合に発生します。
出発時刻までに搭乗口にたどり着かない場合は、制限エリア内に居ても荷物を降ろされ、飛行機は旅立ちます。
どんな場所ににいても遅れそうなときには、全速力で搭乗口に時間までにつくように頑張りましょう。
出国後に飛行機に乗れなかったら、出国手続きのキャンセルを行い再入国してください。
空港に遅れて到着したら?
※チェックイン時間を超えているので、以下のことを行っても乗れる保証ありません。
飛行機の搭乗時間(出発:約30分前)になると、チェックインは完全に不可能です。予約便に搭乗することは諦めるしかありません。
飛行機の搭乗時間(出発:約30分前)前だった場合は、全速力でチェックインカウンターに向かい航空会社の係員と相談をしてみましょう。
チェックインが終了するとチェックインカウンターの係員は搭乗口に移動するため、チェックインカウンターには係員がいなくなってしまいます。
チェックインカウンターに着いた時間に係員の人がいればラッキーかもしれませんが、乗れるか乗れないかは、出発までの時間と係員との交渉になります。
空港に到着したら、全速力でチェックインカウンターに向かいましょう。
完全に飛行機に乗り遅れた時の対応
空港到着が搭乗開始時刻に間に合わない(出発:約30分前)場合には、乗り遅れが確定です。
乗り遅れが確定したときに行うことを順に考えます。
- 自身が予約した航空券は変更ができるものか?
- この先、どうするのか?
あなた自身がどうしたいのかによって、選択できるものが変わってきます。
変更可能な航空券の場合
予約変更が可能なので、範囲内でできることを考えます。
- 当日の直近の便で乗れる便を探してもらう
- 日付が変わってもよいので、別の便を探してもらう
変更できない航空券の場合
変更ができない航空券の場合は、できることはキャンセルすることだけです。
どうしても飛行機に乗って目的地に行かなければならないなら、新規で正規料金の航空券を買うことになります。
乗継便に間に合わない、どうすればいい?
航空券を出発地から目的地まで1度に通しで買っている人の場合は、購入した航空券は目的地まで行く権利を買っているものになります。
飛行機が何らかの理由で遅れて、乗り継ぐ飛行機の出発時間が迫っている場合、まずは乗っている航空会社の人(客室乗務員、地上職員)に相談しましょう。
そのうえで、乗り継ぐための便宜(優先降機、到着後誘導)を到着後に準備してくれます。
すでに乗り継ぐ飛行機が出発してしまった場合は、遅れた飛行機の会社が最終目的地までの飛行機を手配してくれます。
基本は最短所要時間での手配になるので場合によっては経由便になることもありますが最善を尽くしてくれることが多いです。
航空券を分けて購入した場合、1つ1つの航空券はそれぞれに完結するものなので、他の航空券の影響を受けません。
自分自身で乗継便の手配等、必要な航空券の準備などをする必要があります。
飛行機に乗り遅れそうなときのまとめ
飛行機に乗り遅れそうなときには、まず航空会社に連絡し、ご自身の状況を説明してください。
そしてチェックインカウンターが閉まる時間までに手続きを完了できるように、チェックインカウンターに向かってください。