飛行機内では湿度が20%以下になり、長距離フライトほどその湿度が10%程度まで低下します。
この機内の湿度は砂漠のような湿度と同等と言われており、肌の状態が悪化することが理解できます。(砂漠の平均湿度は、およそ湿度20~25%程度)
乾燥対策が進んでいる最新鋭のボーイング787型機でさえ、湿度は20%前後です。
搭乗する飛行機がボーイング787型機であれば、他の飛行機よりは快適な機内環境で過ごせますが、人が快適と感じる湿度の目安の40%から60%にはまだまだ低い状態です。
特に顔や腕、足など、広い面積を占める部分には注意が必要です。
適切な乾燥対策を行うことで、快適な機内生活を手に入れられますよ。
飛行機内の乾燥対策におすすめアイテム
長袖やカーディガン
肌から水分が奪われないようにするために機内では半袖、短パンなどは避けたほうが無難です。
肌をなるべく露出しないためにも長袖やカーディガン、丈の長いズボンやスカートを着ることで、肌の乾燥を防ぐことができます。
顔や手など洋服で隠すことができない部分には、保湿クリームなどを塗る乾燥対策が必要です。
サンダルは乾燥と冷える原因の1つ
サンダルで飛行機に乗る人もいますが、サンダルは足元が出ていることで、乾燥と冷える原因にもなります。
足元の冷え対策に機内で借りるブランケットを足元からすっぽり包んだり、靴下を持って行くなどの対策がおすすめです。
保湿クリーム
顔や体に塗る保湿クリームなどがあると便利です。
ニベアなど全身に使えるタイプなら1つで済むので持ち運びも楽です。
マスク
口周りの乾燥を防ぐには、マスクが有効です。
マスクは喉の潤いを保つことができるので、喉の乾燥対策のために使うのもありですね。
大きめのマスクなら肌が隠れる面積が増えるのでおすすめです。
目薬
忘れてしまいがちなのは目の乾燥です。
コンタクトレンズやカラコンを使用している人は、目薬を忘れないようにしましょう。
水
出国が手続きが済んだら、制限区域内でペットボトルに入った水(お茶など)を買っておくこともおすすめです。
水分補給は血栓塞(エコノミークラス症候群)の予防にもなります。
機内で自分の好きなタイミングで水分が取れるようにしておくのも効果的です。(LCCなどペットボトルの持ち込みが禁止の航空会社もあります)
紫外線対策を忘れない
飛行機の離発着時には、安全のために窓のシェードを閉めることはできません。(客室乗務員が離発着時の事故に備えて飛行機から外の様子が見えるようにするため)
窓側に座るようなことがあれば紫外線対策が必要になりなります。
日焼け止めを塗って紫外線対策をおこなうのがおすすめです。
液体物の保安検査に注意!
目薬や保湿剤などは、液体物の機内持ち込み制限に注意してください。
- 国際線を利用の際、100ml(g)を超える容器に入ったあらゆる液体物は、航空機内への持ち込みが禁止
- 容量1リットル以下のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製袋に入れる
- 透明プラスチック製袋のサイズの目安は、縦20㎝以下×横20㎝以下(マチ付の袋はダメ)
- 100ml以下の容器でも、透明のプラスチック製袋に入っていない場合は持ち込み不可
➡液体物の持ち込みについて(国際線) | 成田国際空港公式WEBサイト (narita-airport.jp)
100ml(g)を超える場合は保安検査場で放棄することになるので、気を付けてください。
機内の乾燥対策まとめ
手にはハンドクリーム、唇にリップクリーム、顔には保湿クリームや美容液、目には目薬などの乾燥対策をすることで、機内環境が快適に過ごせます。
男性も女性も機内で乾燥することは一緒です。
特に長時間のフライトなどでは機内で寝る人も多いですが、その際には口元や喉が乾燥しないようにマスクをするのもおすすめです。
たくさんのものを機内持ち込みすると大変なので、オールインタイプのものを使用すると便利ですよ。