旅行は好きだけど飛行機酔いが辛いという方のために、揺れない席を選ぶことで飛行機で快適に過ごせます。
飛行機に乗っている間の辛い飛行機酔いの時間を軽減する方法をご紹介します。
飛行機の揺れない席・・・そんな席あるの?
飛行機の揺れない席はあります。
少し難しい話になりますが、飛行機は重心があり、重心を起点に上昇したり左右に曲がったりします。
この重心位置に近い座席が一番揺れにくい座席となります。
具体的な場所は、飛行機の翼の前方4分の1あたりでかつ飛行機の胴体中央付近です。
オレンジの●部分が飛行機の重心付近です。(座席番号:20E付近)
酔いやすい人は事前に、座席指定でそのような位置を確保できると安心できると思います。
下の画像の最新の飛行機(ボーイング787)では、重心位置がタイヤ(メインギア)の位置まで後ろ(座席番号:26EかF)に移動しています。
また、飛行機の胴体中央は、窓の席と比べ空間が広く感じられるため、圧迫感がないので緊張しにくいという利点もあります。
飛行機酔いしにくいオススメの過ごし方
トラベルミンなどの酔い止めを飲む
飛行機に乗る30分ぐらい前に、空港であらかじめ飲んでおきましょう。
外を見る
体を進行方向に向けておくと酔いにくいので、下や地表を見ないで遠くの空の景色を見ましょう。
寝る
頭を固定すると酔いにくいのでヘッドレストを頭の位置に動かしたり、ネックピローを使ったりしましょう。少しリクライニングしてリラックスした状態で寝れれば酔いにくいと思います。
食べ過ぎない、お腹の空きすぎに注意
飛行機の搭乗時間などを考えるといつ食事をすればよいのか気になりますが、搭乗前のお腹の空きすぎ、食べすぎにも注意が必要です。
- あらかじめ空港で軽めに食べておく
- 機内食をフルーツプレートなどの軽めのものにする(事前の予約が必要)
冷たい空気を浴びる
機内の座席上にある、空気のノズルを開くと新鮮な空気が流れてきます。
機内のにおいが薄くなってリフレッシュできると思います。(風は冷たいのでブランケットや羽織る物があるといいですね。)
ただし、最新の飛行機だとノズルがないタイプが多くなっていますので、モバイル扇風機などで代用するのもおすすめです。(周囲の人の迷惑ならないように注意してください)
ツボを押す
乗り物酔いには、手首にある「内関(ないかん)」というツボを押すと軽減されます。
内関(ないかん)の場所は、手首の中央から指幅3本分内側の部分のツボです。
反対の親指などで押してあげてもいいですし「すっきりバンド」もしくは「SEABAND(シーバンド)」という指圧リストバンドをはめておいてもいいでしょう。
飛行機酔いにおすすめできない場所と過ごし方
前方や後方の座席
前方や後方の座席は重心位置から離れているため、翼付近の席と比べると揺れやすくなります。
特に後方は尾翼があるため、横風の影響を受けやすく前方よりも揺れやすく、上下にも揺れやすいです。
パソコン、本、雑誌を読む、ゲームをする
頭が下を向いてしまうため酔いやすくなってしまいます。
横になる
座席が空いていて横になれる場合がありますが、座った状態でリクライニングしたほうが酔いにくいです。
飛行機は、水平飛行をしているときも、機種を約3度上げて飛んでいます。
そのため、座席で横になると頭が下になるので気分が悪くなる場合があります。
寝不足で飛行機に乗らない
体調が万全では無いので、寝不足で飛行機に乗らないように注意してください。
飛行機酔い対策のまとめ
少しでも機内が快適に過ごせるよう、あらかじめ対策を知っておくことが大事です。
必要に応じて対策グッズを揃えたり、揺れにくい席を座席指定するなどで、飛行機酔いが回避できます。
座席指定が有料になっている航空券の場合は、事前に座席指定を購入することで安心感して飛行機に乗れますね。
ちなみに、飛行機酔いの英語は「AIR SICK」です。
客室乗務員の人には、「I’m AIR SICK now…(飛行機酔いしてしまいました。)」で通じます。